確率・統計学Ⅱ〈R5-入学〉
授業コード
(科目ナンバリング
コード)
610405-01
(31620)
授業科目名 確率・統計学Ⅱ〈R5-入学〉担当者 濱谷 義弘
開講期間 秋学期 単位数 2 学年 3
区分
アクティブラーニング 該当なし
実務経験 該当なし
備考
【授業目的】

この科目の授業目的は、教育学部の数理系学生を対象にした、教員を含め様々な職業に必要な推測統計学の内容を講義することである。統計学において基本的役割を果たす母数の推定や統計的仮説の検定などの基礎的定理について修得し、その応用として、具体的な例や問題を解説する。
また、この授業では、高校「数学Ⅰ」のデータの分析の延長上にある数理統計学的理論を導入し、標本平均の分布と大数の法則、カイ2乗分布、母平均の推定と最尤推定、相関関係とその計算、母平均、母比率の仮設検定を理解して、これらの具体的な例を取り扱いながら、計算が自在にできるようにする。

【授業内容】
第 1 回 実施日 
事前学習
教科書でデータを予習しておく。(30分)
授業内容
データ
事後学習
データの例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 2 回 実施日 
事前学習
教科書でデータの可視化を予習しておく。(30分)
授業内容
データの可視化
事後学習
データの可視化の例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 3 回 実施日 
事前学習
教科書で1変量データを予習しておく。(30分)
授業内容
1変量データ
事後学習
1変量データの例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 4 回 実施日 
事前学習
教科書でデータの代表値を予習しておく。(30分)
授業内容
データの代表値
事後学習
データの代表値の例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 5 回 実施日 
事前学習
教科書でデータの散らばりとグラフ化を予習しておく。(30分)
授業内容
データの散らばりとグラフ化
事後学習
データの散らばりとグラフ化の例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 6 回 実施日 
事前学習
教科書でデータの散らばりの尺度を予習しておく。(30分)
授業内容
データの散らばりの尺度
事後学習
データの散らばりの尺度の例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 7 回 実施日 
事前学習
教科書でデータの分析を予習しておく。(30分)
授業内容
データの分析
事後学習
データの分析の例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 8 回 実施日 
事前学習
教科書、配布プリントで中間試験の範囲を復習する。(120分)
授業内容
今までのまとめと中間試験
事後学習
中間試験で分からなかった問題を解く。(45分)
参考文献
 
第 9 回 実施日 
事前学習
教科書で散布図を予習しておく。(30分)
授業内容
散布図
事後学習
散布図の例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 10 回 実施日 
事前学習
教科書で共分散を予習しておく。(30分)
授業内容
共分散
事後学習
共分散の例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 11 回 実施日 
事前学習
教科書で相関関係を予習しておく。(30分)
授業内容
相関関係
事後学習
相関関係の例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 12 回 実施日 
事前学習
教科書で回帰直線を予習しておく。(30分)
授業内容
回帰直線
事後学習
回帰直線の例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 13 回 実施日 
事前学習
教科書で回帰直線の利用を予習しておく。(30分)
授業内容
回帰直線の利用
事後学習
回帰直線の利用例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 14 回 実施日 
事前学習
教科書で回帰直線の応用を予習しておく。(30分)
授業内容
回帰直線の応用
事後学習
回帰直線の応用の例題を見て演習問題を解く。(60分)
参考文献
 
第 15 回 実施日 
事前学習
教科書で定期試験の範囲の総復習をする。(150分)
授業内容
定期試験と問題の解説
事後学習
定期試験で分からなかった問題を解く。(45分)
参考文献
 
【到達目標】

テーマは統計学で、到達目標は、
(1)データを解析するときの統計の考え方を理解できる。
(2)推定・検定の考え方を理解できる。
(3)代表値や散布度,相関係数を求めることができる。
(4)推定・検定の考え方を理解し、具体例を扱うことができる。

【ディプロマ・ポリシー】

(R7-)
関連するディプロマ・ポリシー=DP7④:【数理教育】 数学・理科教育に関する諸概念を、高い専門性と論理性をもとに学び、諸問題を主体的・発見的に探究し、多角的に分析・解決する力と発展・統合する力を身につけることができる。
(R5・6)
関連するディプロマ・ポリシー=DP7④:【数理教育】  数学教育に関する諸概念を学び、高い専門性とそれに基づく実践とを両立させることで、これからの多様な時代に応じたきめ細かい指導ができる。

【授業形態】

基本的概念の説明や例題は教員の板書による講義形式で行う。毎回授業の終わりに15分前後で演習問題を解いてもらい、授業時間終了時にレポート提出する。

【教科書】

中川重和 他6名 『データを読みとく』 学術図書出版 ISBN978‐4‐7806‐1288‐2、
この教科書は春期の確率・統計学Ⅰと同じ教科書である。

【注文書籍】
書名『データを読みとく』著者名中川重和 他6名出版社学術図書出版価格1,980ISBN978‐4‐7806‐1288‐2備考 
【参考書】

『改訂版データの分析』日本統計学会編、東京図書、
『改訂版統計学基礎』日本統計学会編、東京図書

【成績評価の方法】

毎回、授業の終わりにレポート演習課題を出す。これと中間試験と定期試験により、次の割合で評価をする。
筆記試験:中間試験(20%)、定期試験(60%)と、レポート(20%)

【成績評価の基準】

到達目標の内容をほぼ完全に理解し、説明できる。 ……90~100点
到達目標の内容を十分に理解し、説明できる。 ……80~89点
到達目標の内容の基幹部分を理解し、説明できる。 ……70~79点
到達目標の内容の最低限の部分を理解し、説明できる。……60~69点
到達目標に及ばない。 …… 0~59点

【受講学生への要望】

この授業では毎回の授業の予習・復習を必ず行い、分からないところは積極的に質問し、その都度不明な点をクリアーにしていくことが重要です。

【履修注意】

出欠確認と成績評価を目的とした提出物(演習問題)を毎回授業で求める。