心理学実験Ⅰ〈H31-入学〉
授業コード
(科目ナンバリング
コード)
551142-01
(15311)
授業科目名 心理学実験Ⅰ〈H31-入学〉担当者 芳賀 康朗、森 浩平、中山 真、栗野 理恵子
開講期間 春学期 単位数 2 学年 2
区分
備考 アクティブ・ラーニング型科目《④、⑥》
【授業目的】

基礎的な心理測定を経験し、研究計画の立案、データ解析、報告書作成などの技能を身につけることを目的とする。課題ごとに報告書の提出を義務づける。この科目は公認心理師資格および認定心理士資格取得の必修科目である。また心理学の専門演習への配属を希望する学生は受講しておくこと。

【授業内容】
第 1 回 実施日 
事前学習
授業のシラバスを通読しておく(30分)
授業内容
オリエンテーション
事後学習
実施予定の実習テーマについて、1年次に受講した心理学の講義内容を参照して予習しておく(120分)
参考文献
 
第 2 回 実施日 
事前学習
テキストの「短期記憶」の章を通読し、1年次に受講した心理学科目の授業ノートで復習しておく(60分)
授業内容
短期記憶①
事後学習
授業中に指示された課題を行い、「短期記憶」の報告書の作成を始めておく(120分)
参考文献
 
第 3 回 実施日 
事前学習
「短期記憶」と関連する先行研究をインターネットや学術雑誌で検索し通読しておく(60分)
授業内容
短期記憶②
事後学習
分析結果をまとめて「短期記憶」の報告書を完成させる(180分)
参考文献
 
第 4 回 実施日 
事前学習
テキストの「性格検査」の章を通読し、1年次に受講した心理学科目の授業ノートで復習しておく(60分)
授業内容
性格検査①
事後学習
授業中に指示された課題を行い、「性格検査」の報告書の作成を始めておく(120分)
参考文献
 
第 5 回 実施日 
事前学習
「性格検査」と関連する先行研究をインターネットや学術雑誌で検索し通読しておく(60分)
授業内容
性格検査②
事後学習
分析結果をまとめて「性格検査」の報告書を完成させる(180分)
参考文献
 
第 6 回 実施日 
事前学習
テキストの「幾何学的錯視」の章を通読し、1年次に受講した心理学科目の授業ノートで復習しておく(60分)
授業内容
幾何学的錯視①
事後学習
授業中に指示された課題を行い、「幾何学的錯視」の報告書の作成を始めておく(120分)
参考文献
 
第 7 回 実施日 
事前学習
「幾何学的錯視」と関連する先行研究をインターネットや学術雑誌で検索し通読しておく(60分)
授業内容
幾何学的錯視②
事後学習
分析結果をまとめて「幾何学的錯視」の報告書を完成させる(180分)
参考文献
 
第 8 回 実施日 
事前学習
テキストの「社会的促進」の章を通読し、1年次に受講した心理学科目の授業ノートで復習しておく(60分)
授業内容
社会的促進①
事後学習
授業中に指示された課題を行い、「社会的促進」の報告書の作成を始めておく(120分)
参考文献
 
第 9 回 実施日 
事前学習
「社会的促進」と関連する先行研究をインターネットや学術雑誌で検索し通読しておく(60分)
授業内容
社会的促進②
事後学習
分析結果をまとめて「社会的促進」の報告書を完成させる(180分)
参考文献
 
第 10 回 実施日 
事前学習
テキストの「触二点閾」の章を通読し、1年次に受講した心理学科目の授業ノートで復習しておく(60分)
授業内容
触二点閾①
事後学習
授業中に指示された課題を行い、「触二点閾」の報告書の作成を始めておく(120分)
参考文献
 
第 11 回 実施日 
事前学習
「触二点閾」と関連する先行研究をインターネットや学術雑誌で検索し通読しておく(60分)
授業内容
触二点閾②
事後学習
分析結果をまとめて「触二点閾」の報告書を完成させる(180分)
参考文献
 
第 12 回 実施日 
事前学習
テキストの「知覚運動協応学習」の章を通読し、1年次に受講した心理学科目の授業ノートで復習しておく(60分)
授業内容
知覚運動協応学習①
事後学習
授業中に指示された課題を行い、「知覚運動協応学習」の報告書の作成を始めておく(120分)
参考文献
 
第 13 回 実施日 
事前学習
「知覚運動協応学習」と関連する先行研究をインターネットや学術雑誌で検索し通読しておく(60分)
授業内容
知覚運動協応学習②
事後学習
分析結果をまとめて「知覚運動協応学習」の報告書を完成させる(180分)
参考文献
 
第 14 回 実施日 
事前学習
テキストの「知能検査」の章を通読し、1年次に受講した心理学科目の授業ノートで復習しておく(60分)
授業内容
知能検査①
事後学習
授業中に指示された課題を行い、「知能検査」の報告書の作成を始めておく(120分)
参考文献
 
第 15 回 実施日 
事前学習
「知能検査」と関連する先行研究をインターネットや学術雑誌で検索し通読しておく(60分)
授業内容
知能検査②
事後学習
分析結果をまとめて「知能検査」の報告書を完成させる(180分)
参考文献
 
【到達目標】

1)心理測定の基本的方法を理解し、実施することができる。
2)得られたデータを適切な解析方法を用いて分析することができる。
3)科学論文のフォーマットを理解し、実習内容を報告書にまとめることができる。

(R5-)
関連するディプロマ・ポリシー=DP3:英語、心理学、情報についての知識や技能を活用し、問題解決に主体的に取り組み、個人や社会の多様性を尊重して対応することができる。
(H31-R4)
関連するディプロマ・ポリシー=DP3:「英語コミュニケーション」、「心理」、「情報」の3分野について、基礎的な知識を身につけている。

【授業形態】

実習形式と講義形式を組み合わせて実施する。1テーマが終了するごとにレポートの提出を求め、次回の授業までに採点結果と講評を返却する。合格点に達しない場合は再提出を求める。
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、オンライン授業となることがある。

【教科書】

受講が確定した学生に初回授業で配布する。実習データ、分析結果、追加資料はポータルサイトにアップロードするので、レポート作成の資料として活用すること。また、日本心理学会のHPから『執筆・投稿の手びき(2022年改訂版)』をダウンロードして、図表や引用文献リストの作成に活用すること。

【注文書籍】
【参考書】

長谷川桐・鵜沼秀行 『テンプレートで学ぶはじめての心理学論文・レポート作成』 2017 東京図書
日本心理学会(編) 『実験・実習で学ぶ心理学の基礎』 2015 金子書房
二宮克美ら 『エッセンシャルズ心理学』 2015 福村出版

【成績評価の方法】

すべてのレポートの平均点によって評価する。未提出のレポート(再提出分も含む)がある場合には授業放棄と見なす。

【成績評価の基準】

到達目標をほぼ完全にクリアし、心理実験や心理検査を実施できる準備が十分にできている。……90~100点
到達目標を十分にクリアし、心理実験や心理検査を実施できる準備ができている。……80~89点
到達目標の基本的レベルをクリアしている。……70~79点
到達目標の最低限レベルをクリアしている。……60~69点
到達目標に達していない。……59点以下

【受講学生への要望】

1)manaba courseのリマインダ登録を必ずしておくこと。
2)他の受講生に迷惑をかけるため途中での受講放棄は原則として認めない。
3)欠席、遅刻は原則として認めない。

【履修注意】

1)心理学概論Ⅰ・Ⅱを受講していることを前提として授業をすすめる。
2)指示された授業回にはノートパソコンを携行すること。
3)心理学の専門演習への配属を希望する学生は心理学実験Ⅱと併せて履修すること。