心理実習〈H31-入学〉
授業コード 551192-01 授業科目名 心理実習〈H31-入学〉担当者 芳賀 康朗、髙沢 佳司、中山 真、栗野 理恵子
開講期間 通年 単位数 2 学年 4
区分
備考
【授業目的】

公認心理師資格の必修科目。保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働の5領域における公認心理師の業務と役割、倫理について理解する。実習では、4領域(保健医療、福祉、教育、司法・犯罪)の施設見学実習を行い、(ア)心理に関する支援を要する者へのチームアプローチ、(イ)多職種連携及び地域連携 、(ウ)公認心理師としての職業倫理及び法的義務への理解について学ぶ。講義による事前事後指導、施設見学実習を合計86時間行うことが必須となる。

【授業内容】
第 1 回 実施日 
事前学習
シラバスを読んでおく(30分)
授業内容
事前指導:心理実習の目的と意義、実習に関する事前指導
事後学習
心理実習の目的と意義についてノートにまとめる(60分)
参考文献
 
第 2 回 実施日 
事前学習
公認心理師の業務に関わる法律について調べておく(120分)
授業内容
事前指導:公認心理師としての職業倫理と法的義務
事後学習
公認心理師の職業倫理と法的義務について復習しておく(120分)
参考文献
 
第 3 回 実施日 
事前学習
保健医療領域(総合病院)の現状と課題を調べてまとめておく(120分)
授業内容
保健医療領域(総合病院)の実習:①現状と課題の理解
事後学習
保健医療領域(総合病院)の現状と課題について復習しておく(120分)
参考文献
 
第 4 回 実施日 
事前学習
保健医療領域(総合病院)の見学実習施設について調べ、疑問点等をまとめておく(120分)
授業内容
保健医療領域(総合病院)の実習:②実習施設の理解
事後学習
保健医療領域(総合病院)の見学実習施設について整理し、よく復習しておく(120分)
参考文献
 
第 5 回 実施日 
事前学習
保健医療領域(総合病院)の見学実習に臨むにあたり、質問事項等の整理をしておく(120分)
授業内容
保健医療領域(総合病院)の実習:③施設見学実習
事後学習
保健医療領域(総合病院)の見学実習を振り返り、実習日誌にまとめておく(120分)
参考文献
 
第 6 回 実施日 
事前学習
保健医療領域(総合病院)の見学実習の振り返りを行い、保健医療領域にける心理的支援についての特徴をまとめておく(120分)
授業内容
保健医療領域(総合病院)の実習:④施設見学の振り返り
事後学習
保健医療領域(総合病院)の心理的支援についてまとめて理解しておく(120分)
参考文献
 
第 7 回 実施日 
事前学習
教育領域の現状と課題を調べてまとめておく(120分)
授業内容
教育領域の実習:①現状と課題の理解
事後学習
教育領域の現状と課題について復習しておく(120分)
参考文献
 
第 8 回 実施日 
事前学習
教育領域の見学実習施設について調べ、疑問点等をまとめておく(120分)
授業内容
教育領域の実習:②実習施設の理解
事後学習
教育領域の見学実習施設について整理し、よく復習しておく(120分)
参考文献
 
第 9 回 実施日 
事前学習
教育領域の見学実習に臨むにあたり、質問事項等の整理をしておく(120分)
授業内容
教育領域の実習:③施設見学実習
事後学習
教育領域の見学実習を振り返り、実習日誌にまとめておく(120分)
参考文献
 
第 10 回 実施日 
事前学習
教育領域の見学実習の振り返りを行い、教育領域の心理学的支援についての特徴をまとめておく(120分)
授業内容
教育領域の実習:④施設見学の振り返り
事後学習
教育領域の心理的支援についてまとめて理解しておく(120分)
参考文献
 
第 11 回 実施日 
事前学習
教育領域の見学実習施設について調べ、疑問点等をまとめておく(120分)
授業内容
司法・犯罪領域の実習:①現状と課題の理解、実習施設の理解
事後学習
司法・犯罪領域の現状と課題および見学実習施設について復習しておく(120分)
参考文献
 
第 12 回 実施日 
事前学習
司法・犯罪領域の見学実習に臨むにあたり、質問事項等の整理をしておく(120分)
授業内容
司法・犯罪領域の実習:②施設見学実習
事後学習
司法・犯罪領域の見学実習を振り返り、実習日誌にまとめておく(120分)
参考文献
 
第 13 回 実施日 
事前学習
司法・犯罪領域の見学実習の振り返りを行い、司法・犯罪領域の心理学的支援についての特徴をまとめておく(120分)
授業内容
司法・犯罪領域の実習:③施設見学の振り返り
事後学習
司法・犯罪領域の心理的支援についてまとめて理解しておく(120分)
参考文献
 
第 14 回 実施日 
事前学習
各領域の見学実習を振り返り、各領域における心理的支援の特徴を整理しておく(120分)
授業内容
事後指導:実習の報告と振り返り
事後学習
各領域の心理的支援の特徴と、見学実習時の振り返りおよびディスカッションの内容を整理しておく(120分)
参考文献
 
第 15 回 実施日 
事前学習
実習日誌等を読み返し、見学実習で学んだこと等をまとめ、発表準備をしておく(120分)
授業内容
事後指導:実習のまとめと発表
事後学習
各領域の心理的支援の特徴をまとめ、発表による気づきや心理的支援を行う上で必要と感じた今後の自分自身の課題等をまとめておく(120分)
参考文献
 
第 16 回 実施日 
事前学習
春学期の講義内容および見学実習の復習をしておく(120分)
授業内容
事前指導:心理実習の目的と意義、実習に関する事前指導
事後学習
心理実習の目的と意義についてノートにまとめ、秋学期の心理実習の見学施設について予習をしておく(120分)
参考文献
 
第 17 回 実施日 
事前学習
保健医療領域(精神科)の現状と課題を調べてまとめておく(120分)
授業内容
保健医療領域(精神科)の実習:①現状と課題の理解
事後学習
保健医療領域(精神科)の現状と課題について復習しておく(120分)
参考文献
 
第 18 回 実施日 
事前学習
保健医療領域(精神科)の見学実習施設について調べ、疑問点等をまとめておく(120分)
授業内容
保健医療領域(精神科)の実習:②実習施設の理解
事後学習
保健医療領域(精神科)の見学実習施設について整理し、よく復習しておく(120分)
参考文献
 
第 19 回 実施日 
事前学習
保健医療領域(精神科)の見学実習に臨むにあたり、質問事項等の整理をしておく(120分)
授業内容
保健医療領域(精神科)の実習:③施設見学実習
事後学習
保健医療領域(精神科)の見学実習を振り返り、実習日誌にまとめておく(120分)
参考文献
 
第 20 回 実施日 
事前学習
保健医療領域(精神科)の見学実習の振り返りを行い、保健医療領域にける心理的支援についての特徴をまとめておく(120分)
授業内容
保健医療領域(精神科)の実習:④施設見学の振り返り
事後学習
保健医療領域(精神科)の心理的支援についてまとめて理解しておく(120分)
参考文献
 
第 21 回 実施日 
事前学習
福祉領域の現状と課題を調べてまとめておく(120分)
授業内容
福祉領域の実習:①現状と課題の理解
事後学習
福祉領域の現状と課題について復習しておく(120分)
参考文献
 
第 22 回 実施日 
事前学習
福祉領域の見学実習施設について調べ、疑問点等をまとめておく(120分)
授業内容
福祉領域の実習:②実習施設の理解
事後学習
福祉領域の見学実習施設について整理し、よく復習しておく(120分)
参考文献
 
第 23 回 実施日 
事前学習
福祉領域の見学実習施設の見学実習に臨むにあたり、質問事項等の整理をしておく(120分)
授業内容
福祉領域の実習:③施設見学実習
事後学習
福祉領域の見学実習を振り返り、実習日誌にまとめておく(120分)
参考文献
 
第 24 回 実施日 
事前学習
福祉領域の見学実習の振り返りを行い、保健医療領域にける心理的支援についての特徴をまとめておく(120分)
授業内容
福祉領域の実習:④施設見学の振り返り
事後学習
福祉領域の心理的支援についてまとめて理解しておく(120分)
参考文献
 
第 25 回 実施日 
事前学習
産業・労働領域の心理的支援の現状と課題について調べ、疑問点等をまとめておく(120分)
授業内容
産業・労働領域の実習:①現状と課題の理解
事後学習
産業・労働領域の心理的支援の現状と課題について復習しておく(120分)
参考文献
 
第 26 回 実施日 
事前学習
事前に配付された産業・労働領域におけるメンタルヘルス支援について予習をしておく(120分)
授業内容
産業・労働領域の実習:②メンタルヘルス支援の理解
事後学習
産業・労働領域における労働者のためのメンタルヘルス支援について理解し、メンタルヘルスケアの体験の振り返りを行っておく(120分)
参考文献
 
第 27 回 実施日 
事前学習
事前に配付された産業・労働領域におけるリワーク支援について予習をしておく(120分)
授業内容
産業・労働領域の実習:③リワーク支援の理解
事後学習
産業・労働領域におけるリワーク支援の取り組み、心理的支援方法について理解し復習しておく(120分)
参考文献
 
第 28 回 実施日 
事前学習
5領域の心理学的支援の特徴を整理しておく(120分)
授業内容
事後指導:心理実習の報告と振り返り
事後学習
5領域の心理的支援の特徴と、見学実習時の各自の振り返りおよび事後指導時のディスカッションから気づいたこと等の内容を整理しておく(120分)
参考文献
 
第 29 回 実施日 
事前学習
5領域の心理学的支援の特徴を整理し、見学実習で学んだこと、各領域における心理的支援の意義等をまとめ、発表準備をしておく(120分)
授業内容
事後指導:心理実習のまとめと発表
事後学習
心理実習の手引き、実習日誌、ディスカッション、指導者からの指導内容を良く復習し、心理実習で学んだ内容を整理しておく(120分)
参考文献
 
第 30 回 実施日 
事前学習
これまでの心理実習を振り返り、これからの公認心理師キャリアプランを考えておく(120分)
授業内容
総括:公認心理師キャリアプランの発表
事後学習
心理実習で学んだ5領域における心理的支援の目的と意義を復習し、公認心理師に必要とされるスキルの習得に向けて、具体的な目標を立てておく(120分)
参考文献
 
【到達目標】

(1)心理実習の目的と意義を理解し、心理実習に取り組むための事前準備ができている。
(2)各領域における実習施設の機能を理解できている。
(3)主体的に実習に取り組むことができている。
(4)実習において(ア)心理に関する支援を要する者へのチームアプローチ、(イ)多職種連携及び地域連携 、(ウ)公認心理師としての職業倫理及び法的義務への理解し、説明することができる。

関連するディプロマ・ポリシー=「英語コミュニケーション」、「心理」、「地域情報」のいずれかの分野について、専門的な能力を身につけている。
科目ナンバーリングコード=15707

【授業形態】

事前・事後指導は教員による講義とともに、学生による演習、ディスカッション、グループワークおよびプレゼンテーションを行う。事後指導における報告書については、返却・講評を行う。
コロナウイルス感染症対策のため、オンライン授業となることがあります。

【教科書】

なし。適宜資料を配布する。

【注文書籍】
【参考書】

下山・中嶋・鈴木 伸一・花村 温子・滝沢(編) (2016) 『公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法』 医学書院

【成績評価の方法】

心理実習の事前・事後指導等の講義中のレポートおよびグループ活動、心理実習の取り組み態度、実習の報告書等から総合的に評価する。

【成績評価の基準】

到達目標をほぼ完全にクリアし、公認心理師を目指す学部生にとって必要な素養が十分に育っている。……90~100点
到達目標を十分にクリアし、公認心理師を目指す学部生にとって必要な素養が育っている。……80~89点
到達目標の基本的レベルをクリアしている。……70~79点
到達目標の最低限レベルをクリアしている。……60~69点
到達目標に達していない。……59点以下

【受講学生への要望】

・履修者は公認心理師資格取得希望者に限定する。
・履修には先修条件があるため履修要項を参照すること。
・初回授業で配付される「実習の手引き」を熟読し、理解した上で授業に臨むこと。
・心理実習の施設見学日程は、別途詳細を受講者に連絡する。
・見学実習の日時との兼ね合いから、2時限連続して授業を行うことがある。
・授業時間外に適宜個別指導も行う。

【履修注意】

・「心理演習と心理実習の履修条件(履修要項)」を満たす学生の履修を許可する。
・欠席、遅刻は認めない。
・授業中・実習中の不適切行為と迷惑行為は厳格に対処する。
・新型コロナウイルス感染症の状況によっては、授業計画等を変更する場合がある 。