心理学実験Ⅱ〈H31-入学〉
授業コード 551143-01 授業科目名 心理学実験Ⅱ〈H31-入学〉担当者 芳賀 康朗、髙沢 佳司、中山 真、栗野 理恵子
開講期間 秋学期 単位数 2 学年 2
区分 コミ学科専門 選択
備考 週2コマ
【授業目的】

認定心理士資格取得の必修科目。心理実験、心理検査、質問紙調査などの基礎的な心理測定を経験し、研究計画の立案、測定の実施方法、データ解析方法、報告書作成方法を習得することを目的とする。課題ごとにレポートの提出を義務づける。

【授業内容】
第 1 回 実施日 
事前学習
心理学概論Ⅰ・Ⅱのテキストの該当箇所(第3章と第4章)を読んで復習をする(20分)
授業内容
触二点閾の測定①
事後学習
実験結果を図表にまとめ、1要因の分散分析法で分析を行っておく(60分)
参考文献
 
第 2 回 実施日 
事前学習
実習テーマと関連する先行研究を検索し通読しておく(20分)
授業内容
触二点閾の測定②
事後学習
実習内容を復習し、実験結果をまとめた報告書を作成する(180分)
参考文献
 
第 3 回 実施日 
事前学習
心理学概論Ⅰ・Ⅱのテキストの該当箇所(第30章)を読んで復習をする(20分)
授業内容
質問紙調査と因子分析①
事後学習
質問紙の作成方法について復習しておく(60分)
参考文献
 
第 4 回 実施日 
事前学習
調査を実施し、その結果をエクセルを使って入力しておく(60分)
授業内容
質問紙調査と因子分析②
事後学習
調査結果の分析方法について復習しておく(60分)
参考文献
 
第 5 回 実施日 
事前学習
因子分析の方法についてテキストを読んで予習をしておく(30分)
授業内容
質問紙調査と因子分析③
事後学習
因子分析の結果を示す表を作成し、その内容を文章でまとめておく(60分)
参考文献
 
第 6 回 実施日 
事前学習
エクセルを使った因子分析の方法について確認しておく(30分)
授業内容
質問紙調査と因子分析④
事後学習
実習内容を復習し、調査結果をまとめた報告書を作成する(180分)
参考文献
 
第 7 回 実施日 
事前学習
心理学概論Ⅰ・Ⅱのテキストの該当箇所(第4章と第5章)を読んで復習をする(20分)
授業内容
知覚運動協応学習①
事後学習
各条件の基礎統計量を計算して図を作成する(60分)
参考文献
 
第 8 回 実施日 
事前学習
実習テーマと関連する先行研究を検索し通読しておく(20分)
授業内容
知覚運動協応学習②
事後学習
実習内容を復習し、実験結果をまとめた報告書を作成する(180分)
参考文献
 
第 9 回 実施日 
事前学習
心理学概論Ⅰ・Ⅱのテキストの該当箇所(第21章)を読んで復習をする(20分)
授業内容
社会的促進①
事後学習
実験結果を図表にまとめ、2要因の分散分析法で分析を行う(60分)
参考文献
 
第 10 回 実施日 
事前学習
実習テーマと関連する先行研究を検索し通読しておく(20分)
授業内容
社会的促進②
事後学習
実習内容を復習し、実験結果をまとめた報告書を作成する(180分)
参考文献
 
第 11 回 実施日 
事前学習
心理学概論Ⅰ・Ⅱのテキストの該当箇所(第6章)を読んで復習をする(20分)
授業内容
心的回転①
事後学習
実験結果を図表にまとめ、1要因の分散分析法で分析を行う(60分)
参考文献
 
第 12 回 実施日 
事前学習
実習テーマと関連する先行研究を検索し通読しておく(20分)
授業内容
心的回転②
事後学習
実習内容を復習し、実験結果をまとめた報告書を作成する(180分)
参考文献
 
第 13 回 実施日 
事前学習
心理学概論Ⅰ・Ⅱのテキストの該当箇所(第10章)を読んで復習をする(20分)
授業内容
投映法①
事後学習
投映法①の検査結果を文章でまとめておく(60分)
参考文献
 
第 14 回 実施日 
事前学習
実習テーマと関連する先行研究を検索し通読しておく(20分)
授業内容
投映法②
事後学習
投映法②の検査結果を文章でまとめておく(60分)
参考文献
 
第 15 回 実施日 
事前学習
投映法の特徴について他の検査法と比較しながら文章にまとめておく(30分)
授業内容
投映法③
事後学習
実習内容を復習し、検査結果をまとめた報告書を作成する(180分)
参考文献
 
【到達目標】

1)心理測定の基本的方法を理解し、実施することができる。
2)得られたデータを適切な解析方法を用いて分析することができる。
3)科学論文のフォーマットを理解し、実習内容を報告書にまとめることができる。

関連するディプロマポリシー:「英語コミュニケーション」、「心理」、「地域情報」の3分野について、基礎的な知識を身につけている。

科目ナンバリングコード:15411

【授業形態】

実習形式(実験や検査の実施)と講義形式(データ解析とレポート作成)を併用する。1テーマが終了するごとにレポートの提出を求め、次回の授業で採点結果を返却する。合格点に達しない場合は再提出を求める。

【教科書】

資料を配付するので必ず携行すること。また実習データや分析結果はポータルサイトにアップロードするので、レポート作成の資料として利用すること。

【注文書籍】
【参考書】

日本心理学会(編) 『実験・実習で学ぶ心理学の基礎』 2015 金子書房
鵜沼秀行・長谷川桐 『改訂版はじめての心理統計法』 2017 東京図書
長谷川桐・鵜沼秀行 『テンプレートで学ぶはじめての心理学論文・レポート作成』 2017 東京図書

【成績評価の方法】

すべてのレポートが提出されていることを前提とし、そのレポートの成績の平均点によって評価する。

【成績評価の基準】

到達目標をほぼ完全にクリアし、心理実験や心理検査を実施できる準備が十分にできている。……90~100点
到達目標を十分にクリアし、心理実験や心理検査を実施できる準備ができている。……80~89点
到達目標の基本的レベルをクリアしている。……70~79点
到達目標の最低限レベルをクリアしている。……60~69点
到達目標に達していない。……59点以下"

【受講学生への要望】

1)心理コースを志望する学生は心理学実験Ⅰと併せて履修することが望ましい。。
2)他の受講生に迷惑をかけるため途中での受講放棄は原則として認めない。
3)欠席、遅刻、レポート未提出は認めない。

【履修注意】

1)心理学概論Ⅰ・Ⅱを受講していることを前提として授業をすすめる。
2)関数電卓またはノートパソコンを毎時間携行することが望ましい。