コミュニケーション専門演習Ⅰ【j】〈H26-30入学〉
授業コード 551025-10 授業科目名 コミュニケーション専門演習Ⅰ【j】〈H26-30入学〉担当者 中山 真
開講期間 通年 単位数 4 学年 3
区分 コミ専門 選択必修
備考
【授業目的】

心理学の知識と研究方法を用いた卒業研究をスタートさせるため,心理学研究法への理解を深めながら,各自の研究の構想を報告・発表する。また,他者の発表に対してもコメントを行うことで,ゼミに貢献するとともに、自らの学びにつなげる。
春学期には,文献講読の演習を通して,心理学研究の手法を理解する。同時に,各自の研究テーマについて,先行研究のレビューを行い,秋学期開始までにテーマとデータ収集方法を決定させることを目指す。

【授業内容】
第 1 回 実施日 
事前学習
シラバスを確認しておく(30分)。
授業内容
オリエンテーション
事後学習
先行研究等の資料検索の方法について確認しておく(30分)。
参考文献
 
第 2 回 実施日 
事前学習
文献講読①の該当箇所を読む(30分)。
授業内容
文献講読①:「論文を読む」ということ/論文とは何なのか?
事後学習
文献講読①の内容について復習する(30分)。
参考文献
 
第 3 回 実施日 
事前学習
文献講読②の該当箇所を読む(30分),発表者Aは資料の準備①(120分)。
授業内容
文献講読②:研究における測定/研究発表A①
事後学習
文献講読②の内容について復習する(30分)。
参考文献
 
第 4 回 実施日 
事前学習
文献講読③の該当箇所を読む(30分),発表者Bは資料の準備①(120分)。
授業内容
文献講読③:測定から統計へ/研究発表B①
事後学習
文献講読③の内容について復習する(30分)。
参考文献
 
第 5 回 実施日 
事前学習
文献講読④の該当箇所を読む(30分),発表者Cは資料の準備①(120分)。
授業内容
文献講読④:因子分析・t 検定/研究発表C①
事後学習
文献講読④の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 6 回 実施日 
事前学習
文献講読⑤の該当箇所を読む(30分),発表者Dは資料の準備①(120分)。
授業内容
文献講読⑤:1要因分散分析・相関係数・偏相関係数/研究発表D①
事後学習
文献講読⑤の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 7 回 実施日 
事前学習
文献講読⑥の該当箇所を読む(30分),発表者Aは資料の準備②(120分)。
授業内容
文献講読⑥:2要因分散分析・因子分析/研究発表A②
事後学習
文献講読⑥の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 8 回 実施日 
事前学習
文献講読⑦の該当箇所を読む(30分),発表者Bは資料の準備②(120分)。
授業内容
文献講読⑦:重回帰分析/研究発表B②
事後学習
文献講読⑦の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 9 回 実施日 
事前学習
文献講読⑧の該当箇所を読む(30分),発表者Cは資料の準備②(120分)。
授業内容
文献講読⑧:質問紙調査とは何か/研究発表C②
事後学習
文献講読⑧の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 10 回 実施日 
事前学習
文献講読⑨の該当箇所を読む(30分),発表者Dは資料の準備②(120分)。
授業内容
文献講読⑨:研究法と質問紙調査/研究発表D②
事後学習
文献講読⑨の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 11 回 実施日 
事前学習
文献講読⑩の該当箇所を読む(30分),発表者Aは資料の準備③(120分)。
授業内容
文献講読⑩:質問紙調査の計画/研究発表A③
事後学習
文献講読⑩の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 12 回 実施日 
事前学習
文献講読⑪の該当箇所を読む(30分),発表者Bは資料の準備③(120分)。
授業内容
文献講読⑪:心理測定尺度の概要/研究発表B③
事後学習
文献講読⑪の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 13 回 実施日 
事前学習
文献講読⑫の該当箇所を読む(30分),発表者Cは資料の準備③(120分)。
授業内容
文献講読⑫:心理測定尺度の探し方・使い方/研究発表C③
事後学習
文献講読⑫の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 14 回 実施日 
事前学習
文献講読⑬の該当箇所を読む(30分),発表者Dは資料の準備③(120分)。
授業内容
文献講読⑬:質問紙の作成から配付まで/研究発表D③
事後学習
文献講読⑬の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 15 回 実施日 
事前学習
文献講読⑭の該当箇所を読む(30分)。
授業内容
文献講読⑭:データの整理/春学期まとめ
事後学習
文献講読⑭の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 16 回 実施日 
事前学習
文献講読⑮の該当箇所を読む(30分),発表者Aは資料の準備④(120分)。
授業内容
文献講読⑮:心理測定尺度の尺度構成/研究発表A④
事後学習
文献講読⑮の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 17 回 実施日 
事前学習
文献講読⑯の該当箇所を読む(30分),発表者Bは資料の準備④(120分)。
授業内容
文献講読⑯:平均値の比較と相関分析/研究発表B④
事後学習
文献講読⑯の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 18 回 実施日 
事前学習
文献講読⑰の該当箇所を読む(30分),発表者Cは資料の準備④(120分)。
授業内容
文献講読⑰:ウェブを使った調査の実施方法/研究発表C④
事後学習
文献講読⑰の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 19 回 実施日 
事前学習
文献講読⑱の該当箇所を読む(30分),発表者Dは資料の準備④(120分)。
授業内容
文献講読⑱:自由回答法とその後の分析方法―テキストマイニング/研究発表D④
事後学習
文献講読⑱の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 20 回 実施日 
事前学習
文献講読⑲の該当箇所を読む(30分),発表者Aは資料の準備⑤(120分)。
授業内容
文献講読⑲:質問紙調査法と質的研究/研究発表A⑤
事後学習
文献講読⑲の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 21 回 実施日 
事前学習
文献講読⑳の該当箇所を読む(30分),発表者Bは資料の準備⑤(120分)。
授業内容
文献講読⑳:研究者としての心構え・研究倫理/研究発表B⑤
事後学習
文献講読⑳の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 22 回 実施日 
事前学習
文献講読の残りの箇所を読む(30分),発表者Cは発表資料の準備⑤(120分)。
授業内容
文献講読(予備日)/研究発表C⑤
事後学習
文献講読(予備日)の内容について復習し,自分の研究テーマに生かせそうな点を考える(30分)。
参考文献
 
第 23 回 実施日 
事前学習
発表者Dは発表資料の準備⑤(120分)。
授業内容
研究発表D⑤
事後学習
発表者Dは発表時に出されたコメントについて,対応を考える(30分)。
参考文献
 
第 24 回 実施日 
事前学習
発表者Aは発表資料の準備⑥(120分)。
授業内容
研究発表A⑥
事後学習
発表者Aは発表時に出されたコメントについて,対応を考える(30分)。
参考文献
 
第 25 回 実施日 
事前学習
発表者Bは発表資料の準備⑥(120分)。
授業内容
研究発表B⑥
事後学習
発表者Bは発表時に出されたコメントについて,対応を考える(30分)。
参考文献
 
第 26 回 実施日 
事前学習
発表者Cは発表資料の準備⑥(120分)。
授業内容
研究発表C⑥
事後学習
発表者Cは発表時に出されたコメントについて,対応を考える(30分)。
参考文献
 
第 27 回 実施日 
事前学習
発表者Dは発表資料の準備⑥(120分)。
授業内容
研究発表D⑥
事後学習
発表者Dは発表時に出されたコメントについて,対応を考える(30分)/研究報告書の作成(60分)。
参考文献
 
第 28 回 実施日 
事前学習
発表者ABは発表資料の準備(120分)。
授業内容
研究報告会AB
事後学習
発表者ABは研究報告書の修正(60分)。
参考文献
 
第 29 回 実施日 
事前学習
発表者CDは発表資料の準備(120分)。
授業内容
研究報告会CD
事後学習
発表者CDは研究報告書の修正(60分)。
参考文献
 
第 30 回 実施日 
事前学習
研究報告会を欠席した者は発表資料の準備(120分)。
授業内容
研究報告会予備日と1年間のまとめ
事後学習
次年度に向けた準備(60分)。
参考文献
 
【到達目標】

1. 心理学研究法についての基本的知識にもとづいて,各自の研究を進めることができる(知識・理解)。
2. 各自の研究テーマについて,論理的な文章による資料を作成し,聴き手に分かりやすい発表を行うことができる(技能)。
3. 他者の発表に対しても関心を持ち,積極的に議論に参加することができる(態度)。

培うべき力:論理的思考力・創造力,専門的な技術・技能

【授業形態】

毎回数名の発表者がレジュメをもとに発表・報告し,その内容について参加者全員で議論する。その後,教員からの講評を行う。
各回の授業内容欄のアルファベット+数字は,発表者グループと発表回数を表す。

【教科書】

日本心理学会機関紙等編集委員会 (2015). 執筆・投稿の手びき(2015年改訂版) 日本心理学会  ※ウェブ上で閲覧・入手する。

【注文書籍】
【参考書】

三浦麻子 (2017). 心理学ベーシック第1巻 なるほど!心理学研究法 北大路書房
宮本聡介・宇井美代子 (2014). 質問紙調査と心理測定尺度―計画から実施・解析まで サイエンス社
小塩真司・宅香菜子 (2015). 心理学の卒業研究ワークブック:発想から論文完成までの10ステージ 金子書房
浦上昌則・脇田貴文 (2008). 心理学・社会科学研究のための調査系論文の読み方 東京図書

【成績評価の方法】

発表者としてのパフォーマンス,参加者としての貢献,論文作成から評価する。

【成績評価の基準】

発表者としてのパフォーマンス(40%)・参加者としての貢献(30%)・論文作成(30%)
・発表者としてのパフォーマンスは、各自の研究および文献講読のレジュメ作成・口頭発表から、到達目標1(知識・理解)および到達目標2(技能)の達成度を評価する。
・参加者としての貢献は、他者の発表に対するコメントから、到達目標3(態度)の達成度を評価する。
・論文作成は、研究報告書および論文の取り組み状況から、到達目標1(知識・理解)および到達目標2(技能)の達成度を評価する。

【受講学生への要望】

発表者は発表することや,それに対して指摘を受けることを恐れず,前向きな気持ちで臨んでほしい。参加者は発表者の発表を聞くことで自分も学んでいると捉え,コメントをすることで発表者の研究の進捗に貢献してほしい。
メールでの連絡やファイル送受信を行うことがあるため,パソコンおよび携帯で使用できるメールアドレスを取得しておくこと。

【履修注意】

心理学研究法Ⅰ・Ⅱ,心理学実験実習Ⅰ・Ⅱを履修済みであることが望ましい。
実験・調査を行う場合は,心理学研究法・心理統計を理解していることを条件とする。
授業時間外に資料収集やデータ分析,論文執筆のための作業時間を十分に確保する必要がある。