心理学実験実習Ⅱ <H26-30入学>
授業コード 551077-01 授業科目名 心理学実験実習Ⅱ〈H26-30入学〉担当者 芳賀 康朗、森 浩平、髙沢 佳司、中山 真
開講期間 秋学期 単位数 2 学年 2
区分 コミ学科専門 選択
備考 週2コマ
【授業目的】

受講者自らが実験者(検査者)および研究対象者として参加体験し、心理実験、心理検査、質問紙調査の実施方法、データ解析方法、報告書作成方法を習得することを目的とする。課題ごとにレポートの提出を義務づける。

【授業内容】
第 1 回 実施日 
事前学習
心理学概論Ⅰ・Ⅱのテキスト(第13章「学習」)を復習しておく(20分)
授業内容
知覚運動学習①
事後学習
条件ごとの基礎統計量を求め、統計分析を行う(60分)
参考文献
 
第 2 回 実施日 
事前学習
授業資料の通読(20分)
授業内容
知覚運動学習②
事後学習
授業内容を復習し、結果をまとめたレポートを作成する(180分)
参考文献
 
第 3 回 実施日 
事前学習
心理学概論Ⅰ・Ⅱのテキスト(第10章「感覚」)を復習しておく(20分)
授業内容
触2点閾の測定①
事後学習
条件ごとの基礎統計量を求め、統計分析を行う(60分)
参考文献
 
第 4 回 実施日 
事前学習
授業資料の通読(20分)
授業内容
触2点閾の測定②
事後学習
授業内容を復習し、結果をまとめたレポートを作成する(180分)
参考文献
 
第 5 回 実施日 
事前学習
心理学概論Ⅰ・Ⅱのテキスト(第17章「社会のなかの人」)を復習しておく(20分)
授業内容
社会的促進①
事後学習
条件ごとの基礎統計量を求め、統計分析を行う(60分)
参考文献
 
第 6 回 実施日 
事前学習
授業資料の通読(20分)
授業内容
社会的促進②
事後学習
授業内容を復習し、結果をまとめたレポートを作成する(180分)
参考文献
 
第 7 回 実施日 
事前学習
心理学研究法Ⅱで取り上げた質問紙調査法について復習しておく(20分)
授業内容
質問紙の作成と調査・因子分析①
事後学習
質問項目を吟味し、質問紙を完成させる(60分)
参考文献
 
第 8 回 実施日 
事前学習
質問紙調査を実施し、データを入力してくる(120分)
授業内容
質問紙の作成と調査・因子分析②
事後学習
データ入力を完了し、相関分析を行う(120分)
参考文献
 
第 9 回 実施日 
事前学習
心理学研究法Ⅱで取り上げた因子分析法について復習しておく(20分)
授業内容
質問紙の作成と調査・因子分析③
事後学習
授業内容を復習し、結果をまとめたレポートを作成する(180分)
参考文献
 
第 10 回 実施日 
事前学習
心理学概論Ⅰ・Ⅱのテキスト(第7章「知能」)を復習しておく(20分)
授業内容
知能検査①
事後学習
自分自身の検査結果を確認する(30分)
参考文献
 
第 11 回 実施日 
事前学習
授業資料の通読(20分)
授業内容
知能検査②
事後学習
自分自身の検査結果を確認する(30分)
参考文献
 
第 12 回 実施日 
事前学習
授業資料の通読(20分)
授業内容
知能検査③
事後学習
授業内容を復習し、結果をまとめたレポートを作成する(180分)
参考文献
 
第 13 回 実施日 
事前学習
心理学概論Ⅰ・Ⅱのテキスト(第12章「記憶」)を復習しておく(20分)
授業内容
心的回転①
事後学習
条件ごとの基礎統計量を求め、統計分析を行う(60分)
参考文献
 
第 14 回 実施日 
事前学習
授業資料の通読(20分)
授業内容
心的回転②
事後学習
授業内容を復習し、結果をまとめたレポートを作成する(180分)
参考文献
 
第 15 回 実施日 
事前学習
授業資料の通読(20分)
授業内容
実習全体のまとめとレポートの講評
事後学習
授業内容を復習し、3年次以降の卒業研究の計画をスタートさせる
参考文献
 
【到達目標】

1)実験、検査、質問紙調査の方法を理解し、実施することができる。
2)得られたデータを適切な解析方法を用いて処理することができる。
3)科学論文の作成方法と書式を習得し、実習内容を報告書としてまとめることができる。

培うべき力:①論理的思考力、②専門的な技術・技能

【授業形態】

実習形式(実験や検査の実施)と講義形式(データ解析とレポート作成)を併用する。1テーマが終了するごとにレポートの提出を求め、次回の授業で採点結果を返却する。成績不良の場合は再提出を求める。

【教科書】

なし。資料を毎回配付するので必ず携行すること。また実験データはポータルサイトにアップロードするので、レポート作成の資料として利用すること

【注文書籍】
【参考書】

日本心理学会(編) 『実験・実習で学ぶ心理学の基礎』 2015 金子書房
鵜沼秀行・長谷川桐 『改訂版はじめての心理統計法』 2017 東京図書
長谷川桐・鵜沼秀行 『テンプレートで学ぶはじめての心理学論文・レポート作成』 2017 東京図書

【成績評価の方法】

すべてのレポートが提出されていることを前提とし、そのレポートの成績の平均点によって評価する。

【成績評価の基準】

到達目標をほぼ完全にクリアし、心理実験や心理検査を実施できる準備が十分にできている。……90~100点
到達目標を十分にクリアし、心理実験や心理検査を実施できる準備ができている。……80~89点
到達目標の基本的レベルをクリアしている。……70~79点
到達目標の最低限レベルをクリアしている。……60~69点
到達目標に達していない。……59点以下

【受講学生への要望】

1)必ず心理学研究法Ⅰ・Ⅱと併せて履修すること。
2)途中での受講放棄は認めない。
4)欠席、遅刻、レポート未提出は認めない。

【履修注意】

1)心理学概論Ⅰ・Ⅱを受講していることを前提として授業をすすめる。
2)関数電卓(カシオ製)を購入し毎時間携行すること。